ミズテツオ

ミズテツオ(水島 哲雄)は、1944年東京都生まれの画家です。

アメデオ・モディリアーニの作品に影響を受けたとされ、1971年より武蔵野美術学園にて絵画を学び、本格的に創作活動を開始しました。1980年代には「フラッグ」シリーズの制作を開始し、関心を集めました。

彼の作品は「国際信号旗」をモチーフとした幾何学的抽象表現を中心に展開されており、正方形や矩形の画面に細線で区切られた鮮やかな色面を配置する構成が多く見られます。また、人物や風景を題材とした作品も手がけており、明確な輪郭線と色面の対比によって画面を構成する点に特徴があります。

さらに、長野冬季オリンピックのフィギュアスケート会場「ホワイトリング」の陶壁画を制作したほか、国内外での展覧会やアートフェアへの出品などを行いました。

柳田 補

柳田補は、高い描写力で写実絵画を中心に制作を続ける油彩画家です。

1948年に愛媛県砥部町に生まれ、1966年には松山南高校デザイン科を卒業しました。
その後1986年に単身フランスに渡り、ヨーロッパの古典的な絵画技法に刺激を受け、研鑽を重ねます。
フランス滞在中にも、1986年「サロン・ドートンヌ(Salon d’Automne)」に入選、1988年には「ル・サロン(Le Salon)」に入選するなど、現地においてもその実力が評価されました。
1989年に帰国後は、愛媛県を拠点に制作を続けています。

柳田の作品は、艶やかな光の表現とやわらかな陰影の対比が印象的で、対象の質感を丁寧に捉えています。質感を的確に描き出す高い写実力で、自然な立体感かつ現実的に対象を浮かび上がらせます。

マーク・コスタビ

マーク・コスタビ(Mark Kostabi)は、アメリカを代表する現代アーティストの一人で、画家として知られる一方、彫刻家や作曲家など幅広く活動しています。

1960年、カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれ、カリフォニア州立大学フラートン校でデッサンと絵画を学びました。
1982年にニューヨークに移り、1980年代半ばにはイースト・ヴィレッジのアートシーンで注目を集めます。1984年には、ニューヨークの他のどのアーティストよりも多くの美術展に出展したことで、雑誌『イースト・ヴィレッジ・アイ』より「プロリフェレーション・プライズ(増殖賞)」を受賞しました。

コスタビの作品は、「顔のない」人物像を特徴としています。ジョルジョ・デ・キリコやフェルナン・レジェの影響を受けたその表現は、現代社会における人間の存在や匿名性を象徴的に描き出しています。
1988年にはニューヨークに「コスタビ・ワールド」と呼ばれる大規模なスタジオを設立しました。スタジオでは多くの絵画アシスタントやアイディアマンを雇用していることをオープンにしていました。

また、ガンズ・アンド・ローゼスやラモーンズなどのアーティストのアルバムアートワークを手がけたほか、スウォッチの腕時計など多くの商業デザインも担当しています。
さらに、1988年には自身の作曲によるピアノソロを発売するなど、その表現領域は多岐にわたります。

美術、音楽など多岐にわたる活動により、1980年代以降のアメリカ現代美術において、独自の存在感を示し続けています。

大沢 昌助

大沢 昌助(おおさわ しょうすけ)は日本の洋画家で、油彩を主体に制作を行い、色面の重なりや構成によって画面の調和を探る作風が特徴とされています。

初期には人物や具象的な主題を扱った作品が見られ、そうした作品では繊細で落ち着いた色彩感覚と柔らかな描写が特徴でした。その後、次第に色彩と形態の関係を重視した表現へと展開し、抽象的な画面構成へと移行していきました。

色彩や構成そのものによって画面の印象を形成する点に重きが置かれており、日本の戦後洋画における抽象表現の流れの中で、その一端を担った作家として評価されています。

志水 堅二

志水堅二(しみず けんじ)は、日本の画家であり芸術家です。

1971年 愛知県名古屋市生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻を修了後、多数の個展やグループ展に参加しています。

志水の作品には、桜や富士山といった日本的なモチーフが取り入れられる一方で、独自の要素を組み合わせた表現が見られます。中でも、ブリキの鳥をモチーフとした「ブリドリー」と呼ばれる存在は、作品の中で繰り返し描かれる特徴的なイメージの一つです。

多くの古い玩具を描いているうちに時間の象徴として誕生したブリキの鳥「ブリドリー」は、可愛い玩具としてだけではなく、鳳凰や八咫烏などさまざまな生き物に姿を変えて描かれています。こうしたモチーフの展開により、親しみやすさと象徴性を併せ持つ独自の画面世界が構成されています。

平澤 重信

平澤 重信(ひらさわ じゅうしん)は、油絵を中心に制作する画家です。

自転車や人物、生き物など日常的なモチーフを用いた作品で知られています。

彼は自転車やハシゴといったモチーフを、独自の色彩感覚(特に白や緑を基調とした淡い色調)で静謐に表現しました。「世の中この程度の速さでいい」という自分の中の願望として自転車を描くと語っています。

個展やグループ展を多数開催するなど精力的に活動を続け、2011年以降は武蔵野美術大学油絵学科の非常勤講師を務めています。

五百住 乙人

五百住 乙人(いおずみ きのと)は、脇田和に師事し、立軌会に所属して洋画(油彩)を中心に制作した画家です。 静物画をはじめ、動物や人物を取り入れた油彩作品が見られ、師である脇田和に通じる落ち着いた色調と、大胆で厚みのある …

ダナ・クイーン

ダナ・クイーンは、1944年11月にアメリカ・デトロイトで生まれました。ブランディス・ファインアート・スクール在学中の1974年に、後に夫となるジョン・ピトレーと出会い、以降は二人で芸術活動を展開しています。 その後ハワ …

松本 富太郎

松本 富太郎(まつもと とみたろう)は、日本の洋画家で、20世紀を代表する具象・抽象表現の画家の一人です。 戦前から戦後にかけて日展(日本美術展覧会)にも出品を続け、1953年には日展で「アトリエのポーズ」による特選と岡 …

恒松 正敏

恒松正敏(つねまつ まさとし)は、熊本県出身の音楽家・画家です。 1970年代後半にロックバンド「FRICTION」のギタリストとして活動し、その後は自身のバンドやソロで音楽活動を継続。並行して画家としても活動し、油画を …

米村 太一

米村太一は、現代写実絵画界において独自の静謐な世界観と緻密な質感描写によって高い注目を集める画家です。 彼の作品に通底する最大の特徴は、あたかも時間が停止したかのような、張り詰めた静けさにあります。なかでも人物表現の枠組 …

樋口善造

樋口 善造は昭和後期から平成にかけて活躍した画家で、主にヨーロッパの風景を題材として描きました。 1948年より坂本繁二郎に師事し、東京芸術大学油絵科を卒業後は日本国内およびヨーロッパ各地を写生して回りました。1983年 …

大矢 英雄

大矢英雄は、日本の現代写実絵画を代表する洋画家の一人です。 彼の作品の最大の特徴は、ルネサンス期以来の古典技法である「混合技法」にあります。テンペラによる堅牢な下地の上に油彩を幾層にも重ねることで、油彩特有の深みと、テン …

大城 真人

大城 真人(おおしろ まこと)は、1958年に富山県で生まれた日本の洋画家です。東京学芸大学美術学科を卒業後、フランスのナント美術学校で学びました。 1989年にはフランスのピィポー美術学校で講師を務めるなど、フランスと …

大谷 郁代

大谷郁代(おおたに いくよ)は、人物画を中心に制作する日本の現代美術作家として知られています。 とりわけ、人物の内面性や感情の気配を静かに掬い取る表現に特徴があり、派手な物語性よりも、見る者が想像を深める余白を大切にする …

松尾 洋明

松尾洋明は、人物画を中心に制作する日本の洋画家として知られています。 中東や異文化圏の人物像をモチーフにした作品で注目されることが多く、静謐さと緊張感を併せ持つ独自の作風が特徴です。 中東地域の人々、民族衣装、宗教的背景 …

中上 誠章

中上誠章は京都府出身の洋画家で、人物や猫などを主なモチーフに油彩画を制作しています。 写実性を重視しつつ、光や色の調和で生命感を表現する作風が特徴で、個展やグループ展にも多数参加しています。 中上誠章の作品は、派手さより …

黒川 達也

黒川達也は東京出身の画家です。 武蔵野美術大学造形学部油絵科を1984年に卒業し、宮永岳彦の元で師事。以後、「少女」「女性」「静物」「風景」などをモチーフに、油彩・水彩を中心とした作品を発表・展開しています。 彼の作品は …

谷本 ためひろ

谷本ためひろは大阪府出身の洋画家(油絵画家)で、パリの街並みやカフェ、談笑する人々を温かい光の描写で描いた風景画で知られています。 関西学院大学卒で、精鋭選抜展銅賞などを受賞し、関西代表作家20人で美術機構を設立した経歴 …

ジャン・フサロ

ジャン・フサロは、1925年生まれのフランスの画家です。戦後フランス絵画の中で、風景や人物、静物など身近な題材を大切にしながら制作を続けました。流行に左右されない落ち着いた作風が特徴で、見た人に安心感や静かな時間を感じさ …

菅沼 金六

菅沼金六は昭和期の洋画家で当社は電気技術者としてのキャリアをもっていましたがシカゴ万国博覧会の日本展示場での設計、施工を担当するために渡米したことをきっかけにアメリカン・アカデミー・オブ・アートで絵画を学びました。 帰国 …

喜多村 知

1907年に満州大連市で生まれた喜多村氏は、小学4年まで大連で過ごした後、父の転勤で日本に移り住み、そのまま京都の小学校を卒業します。その頃、学校近くに居を構えて活動していた鹿子木孟郎の写生する姿に強く憧れを覚え、彼は画 …

宮永 岳彦

宮永岳彦は、静岡県出身の洋画家です。油絵をはじめ、ポスターや童画、週刊漫画TIMESなどの表紙画、水墨画などを手掛けました。 宮永は第二次世界大戦の兵役後、松坂屋銀座店宣伝部に勤務する傍らで創作活動を行いました。 197 …

細迫 諭

細迫諭は、テンペラと油彩を組み合わせた独自の技法で知られる画家です。 東京造形大学絵画科を卒業後、東京藝術大学大学院油画技法材料研究室を修了。 1991年には国際滝富士美術賞を受賞し、多数の個展・グループ展を国内各地で開 …

日野 耕之祐

1925年福岡県で生まれた日野氏は、1948年に日本美術学校洋画科卒業後、戦後の日本洋画界を代表する巨匠の一人である林武に師事し、独自の世界観溢れる油彩を極めていきました。 在学中に時事新報社に入社して美術を担当、その後 …