細迫 諭

細迫諭は、テンペラ油彩を組み合わせた独自の技法で知られる画家です。
東京造形大学絵画科を卒業後、東京藝術大学大学院油画技法材料研究室を修了。
1991年には国際滝富士美術賞を受賞し、多数の個展・グループ展を国内各地で開催しています。

「テンペラ」とは、乳化作用のある固着剤を用いた絵具や絵画技法のことを指します。
西洋で広く使われた卵テンペラを中心に、蝋テンペラ、カゼインテンペラなどの種類があります。

細迫は、テンペラ技法を基盤に、油彩や箔、木材など多様な素材を用いるのが特徴です。特に屋久杉・黒檀といった木板の木目を下地として活用し、そこに果実や花、風景などを描き込むことで詩的な世界観を生み出しました。

現在は、東京造形大学などで非常勤講師を務めながら制作活動を続けています。

武田 双雲

武田双雲(たけだ そううん)は1975年生まれの日本を代表する書道家の一人であり、「書」を通じてポジティブなメッセージを発信し続けるアーティストです。

東京理科大学を卒業後、IT企業に勤務するも、幼少期から親しんだ書の道を志して書道家として独立しました。伝統的な書の枠にとらわれず、現代的な感性と自由な表現を融合させた作風が特徴で力強さと自由な表現を融合させた作風が特徴で、力強さと優しさを併せ持つ独自の筆致は多くの人々を魅了しています。

NHK大河ドラマ『天地人』や映画『春の雪』などの題字を手掛けたことで広く知られるようになり、近年では企業ロゴ、商品デザイン、教育活動など多岐にわたる分野で活動しています。

講演活動や著書を通じて「感謝」「前向きな心」「幸せのあり方」といったメッセージを発信し、人間の内面と芸術を結びつける表現者として高く評価されています。

彼の書は単なる美しい文字ではなく、見る者の心を動かすエネルギーを兼ね備えた作品として国内外で高く評価されています。

 

日野 耕之祐

1925年福岡県で生まれた日野氏は、1948年に日本美術学校洋画科卒業後、戦後の日本洋画界を代表する巨匠の一人である林武に師事し、独自の世界観溢れる油彩を極めていきました。

在学中に時事新報社に入社して美術を担当、その後は産経新聞社に転職し美術記者として活躍されました。一方芸術家としての活躍も大きく展開していきます。1958年に開催された第44回光風会展に2点の作品を出品し、プールブ賞の受賞を果たしました。

昭和後期は抽象が主流であった中、現代美術に対する日野氏ならではの見解を提示したり、新しい具象絵画の創造ある未来を目指す活発的な作家活動を展開したり、著書で芸術に対する想いを述べたりと、生涯に渡って自身の芸術と向き合い続けました。

佐藤 哲郎

佐藤哲郎は宮城県出身の洋画家で、点描を用いた油彩画で知られています。
児島善三郎今泉篤男に師事し、複数回の渡仏やサロン・ドートンヌへの連続出品など国際的に活動しました。

点描とは、近接して配置された異なる色の点が、見る者の網膜上で混ざり合って一つの色のように感じる「視覚混合」を狙った技法です。ジョルジュ・スーラらが展開したこの技法は、「新印象派」の画家たちによって更に発展しました。緻密な点の配置によって、光・影・色彩の鮮やかさや奥行きが強調されるのが特徴です。

佐藤は日本国内やヨーロッパの景色、花、舞妓などを詩情豊かに描きました。点描による色の重なりや光の表現など、細部にわたる技巧と色彩表現によって描き出された作品は、今も多くの人に愛されています。

宇田 荻邨

宇田 荻邨は、大正から昭和にかけて活躍した、三重県出身の日本画家です。
四条派を基盤に、大和絵や琳派の要素を取り入れた独自の作風で知られています。

17歳で京都に移り、四条派の流れを汲む菊池芳文に師事。京都市立絵画専門学校(現・京都市立芸術大学)卒業後は、菊池契月のもとで更に腕を磨きました。そして、1925年に帝展に出品した『山村』で特選を受賞し、翌年には『淀の水車』で帝国美術院賞を受賞。これにより京都画壇を代表する日本画家として注目を集めました。

戦後は教育にも携わり、多くの後進を育てました。
1967年に勲三等瑞宝章、1972年に松阪市名誉市民を受けるなど、画業以外の功績も評価されています。

伊藤 清永

伊藤 清永は、白日会・日展を中心に活躍した洋画家です。
鮮やかな色彩と柔らかな筆致で女性像を描いたことで知られています。

1911年に兵庫県の禅寺・吉祥寺の三男として生まれ、14歳で油絵を始めました。17歳から岡田三郎助の門下生として本郷洋画研究所にて画を学び、翌年には東京美術学校(現在の東京藝術大学)へ進学しました。

写実を基調とした女性像・静物画などを得意とし、その美しさを色彩豊かに描きました。戦後は「伊藤絵画研究所」の開設をはじめ、様々な教育現場に携わるなど後進の育成にも尽力。さらに、フランスやオランダへの渡欧を経て、徐々に画風を変化させていきました。

伊藤は、日本芸術院賞恩賜賞や文化勲章を受章するなど多くの功績を残しました。1989年には故郷に「伊藤清永記念館」が建てられ、今でも多くの作品や資料が収蔵・公開されています。
生涯を通じて女性美の表現を追求し続けた彼の作品は、今もなお多くの人々を魅了しています。

服部 和三郎

1930年兵庫県淡路島出身の服部氏は、画家である父の影響で自身も画業を志すようになります。後に京都市立身術専門学校油絵科(現在の京都芸大)に入学し、更に技術を高めていきます。その後は様々な展示会に出品し受章しています。 …

セイ・ハシモト

1938年兵庫県神戸市で生まれたセイ・ハシモト(本名・橋本清一)は、自身が育った神戸のノスタルジックで美しい欧州のような街並みを描き残そうと、独自のパステル技法を生み出し半世紀近くに渡って作品を描いてきました。 日本大学 …

直野 進

1925年に山口県に生まれた直野 進は、武蔵野美術大学に進学するも中退し、松田正平に師事しました。 主に縦長の構図で花を描き、シックな空間表現の中に華やかにモチーフを描いた個性的な作風が特徴です。 その個性的なスタイルが …

ブライアン・ルード

ブライアン・ルードはアメリカを拠点に活躍するイラストレーターで、エンターテインメント作品の公式アートを手掛けることで知られています。 ブライアンは、1975年にアメリカ・オハイオ州に生まれ、大学在学中にグラフィックデザイ …

川島 睦郎

川島 睦郎(かわしま むつお)は、日本画家で、主に風景画・静物画・花鳥画を手がけ、近代~現代の日本画界で活動しています。 初期は 風景画 を主なモチーフとして描いていたが、次第に 静物画・花鳥画 に題材を移行していきまし …

里中 游

里中 游は、1953年に兵庫県明石市で生まれた画家です。 油彩画をはじめ、グラフィックデザインや建築デザイン、商業デザイン、イラストマップなど多岐にわたって活動しています。 里中は旅行が趣味だそうで、訪れた先の田園風景や …

亀井 至一

亀井 至一は江戸時代末期から明治時代の石版・木版画家です。 初め、国沢新九郎と横山松三郎に師事して石版と油絵を学びました。その後、第1回内国勧業博覧会に「上野徳川氏家廟之図」を、第2回内国勧業博覧会にも作品を出品、第3回 …

國領01

國領 經郎

國領經郎は、神奈川県横浜市生まれの洋画家で、日展をはじめ国際的に活動しました。 1941年に東京美術学校(現・東京芸術大学)図画師範科を卒業。 初めは人物画を中心に制作していましたが、1950年代後半から点描表現を試み、 …

歌川 芳虎

歌川 芳虎は、江戸時代末期から明治中期にかけて活動した浮世絵師で、師匠に歌川国芳を持ち、その門人として武者絵をはじめ、役者大首絵・美人画・横浜絵・開化絵など多彩なジャンルを手がけました。 本名は永島辰五郎(辰之助・辰三郎 …

難波田 史男

画家の難波田 史男は、1941年に東京都で生まれました。 抽象画家・難波田 龍起の次男として生まれ、早くから非凡な才能を見せていました。 画家を志して文化学院美術科に入学し、池田満寿夫、村井正誠、山本蘭村らに学びますが、 …

池田 俊彦

池田俊彦(いけだ としひこ)は、銅版画ならではの点描を駆使した緻密な表現方法は圧倒的で、制作活動初期より「永遠に生き老い続ける不死者達」をテーマに作品を描いております。 1980年東京都出身の池田氏が銅版画の魅力に出会っ …

今井 俊満

今井 俊満は、日本とパリを拠点に活躍した画家です。 1940〜50年代にフランスを中心に起こった芸術運動「アンフォルメル」の中心的人物として知られています。 1928年に京都で生まれ、1941年に上京して「旧制武蔵高等学 …

カミーユ・ピサロ

カミーユ・ピサロは、印象派の代表的な画家です。 ピサロは、1830年にセント・トーマス島で金物屋の家に生まれました。 1855年に画家を志してパリへ移り、アカデミー・シュイスに通いはじめます。 数年後には、パリに出てきた …

小野 州一

小野 州一は、富良野ゆかりの洋画家として知られています。 1927年に北海道千歳市に生まれ、幼少期から絵や詩に関心がありました。北海道立札幌第一中学校を卒業後は独学で絵を学び、画家仲間と共に「北象会」を立ち上げて注目を集 …

落合 芳幾

落合 芳幾は、幕末から明治にかけて活躍した浮世絵師です。 伝統的な浮世絵の様式を受け継ぎつつ、新たな主題や視点を積極的に取り入れた作品を数多く残しました。 1833年、江戸・日本堤にて引手茶屋(遊廓の客と店との仲介を担う …

マイケル・ルー

 Michael Leu(マイケル・ルー)は1950年に台湾で生まれたポップアート作家、イラストレーターです。 「ルーグラフ」と呼ばれる、コンピューターで描画・配色・製版を行う版画技法が有名です。 幼少期から「絵画の天才 …

栄永 大治良

日本の洋画家として活動し、特に裸婦や異国風俗画を題材とした作品描いたことで知られています。 1925年兵庫県神戸市で生まれ、1949年の自由美術展出品を皮切りに、数々の作品を出品・受賞してきました。また、1952年に反戦 …

山下 大五郎

山下 大五郎は、風景画を得意とする洋画家として知られています。 1908年に神奈川県藤沢市で生まれ、中学校在学中は萬鉄五郎宅に出入りして絵を学びます。その後は東京美術学校に通い、田辺至、林武から指導を受けました。 卒業後 …