MASEY マセイ

マセイ(Masey)はフランス出身の画家で、ディズニーファインアートの公認アーティストの一人です。

写真のようなリアリズムとディズニーキャラクターの表情や動きの一瞬を巧みに捉えた作風で、多くのファンを魅了しています。くまのプーさんや美女と野獣、ドナルドダックなどを題材にした作品が特に人気です。

彼のアートは、ディズニーの世界観を独自の視点で表現し、観る者に新たな感動を与えてくれます。

安西 水丸

安西 水丸は、ユーモラスな作風が特徴のイラストレーターです。
書籍の装丁、絵本や漫画の執筆など多岐にわたって活動しました。

1942年、彼は東京で建築設計事務所を営む家に生まれました。
3歳頃に重い喘息を患い、母の故郷である千葉で幼少期を過ごします。
この故郷は彼にとって重要な存在となり、のちの作品にも多く登場しました。

大学を卒業すると、電通やニューヨークのデザインスタジオに勤めました。
帰国後、平凡社でADとなりデザイナーからイラストレーターへと転向。
1981年に「安西水丸事務所」を設立し、フリーのイラストレーターとなります。

また、作家の「村上春樹」とも親交が深く、多くの共著や装丁を手掛けました。
村上の小説には安西の本名である「渡辺昇」や「ワタナベノボル」という人物が度々登場しています。

彼は卓上の静物を多く描きました。
一本引かれた水平線や程よい脱力感のある作風が特徴的で、シンプルながら温かい作品ばかりです。

代表作には『ピッキーとポッキー』『象工場のハッピーエンド』『がたん ごとん がたん ごとん』などがあります。

ロメロ・ブリット

ロメロ・ブリットは、ポップアート界を代表するアーティストです。

1963年、彼はブラジルの港湾都市で生まれました。
幼い頃から新聞紙をキャンバスにして、独学で絵を学んでいたそうです。

パリでのピカソアンリ・マティスの作品との出会いをきっかけに、キュビズムとポップを合わせたスタイルを確立していきました。
その後はポップアートが盛んなマイアミへと移り、精力的に活動を続けています。

彼の作品は高く評価され、世界100か国以上のギャラリーや美術館で展示されております。

また、ABSOLUT VODKA(アブソルート ウォッカ)、コカ・コーラディズニーなどの世界的ブランドともコラボレーションしています。

大胆な構図でモチーフが描かれた色鮮やかな作品には、彼の世界観である「希望」や「幸せ」が目一杯込められています。
作品をひとつ飾るだけで空間が明るく華やかになり、幸せを呼び込んでくれそうですね。

代表的な作品には『LAST SUPPER』『PINK ELEPHANT』などがあります。

定岡 宏

1946年、愛媛県にて、画家・定岡玲艸子(れいそうし)を父に持ち誕生した洋画家で、親子二代にわたって活躍しました。主にヨーロッパ、特にフランス・パリの風景を題材に作品を描き、「父子二人展」などの展覧会も開催しています。

彼の作風は、パリの日常風景を題材に、力強い筆致と独自の色彩感覚によって描かれるのが特徴です。取材旅行を行うなど創作への探究心も旺盛で、制作した作品が受賞することもありました。

晩年には日本の風景も描くようになりましたが、1994年、48歳の若さで逝去しました。

色彩の調和と筆致の緩急のバランスが絶妙で、魅力あふれる作品を多く残し、現在でも多くの人々に愛され続けている作家です。

織田 一磨

織田一磨は、主に都市の風景を描いたことで知られる版画家です。

生まれは東京ですが、12歳の頃に大阪へ移りました。
16歳になると、石版画工をしていた兄から石版画の技術を学びました。
その後1903年に東京へ戻り、川村清雄から洋画を学びました。

さらに「オットマン・スモリック」「金子政次郎」から石版画を学んだとされています。

葛飾北斎をはじめとした浮世絵の世界に心酔し、浮世絵の研究をしながら自身の作品制作の参考にもしていました。

彼は、時代とともに移り変わる街並みを作品に残しました。
主に東京を題材にしたものが多く、大震災前後の異なる姿が描かれた2つの作品は、織田の代表作として知られています。

代表作には『東京風景』『大阪風景』『憂鬱の谷』などがあります。

鈴木 強

鈴木 強は、現代の琳派を代表する日本画家のひとりとして知られています。
笑う動物シリーズ』で人気を博しました。

金銀箔が施された華やかな背景と、長谷川等伯伊藤若冲などをオマージュしたモチーフが特徴的です。

『笑うカバ』では「神奈川沖浪裏」、『笑うニワトリ』では「群鶏図」がモチーフにされています。

このような作風を確立したのは、雪の降る日に訪れたサファリパークで出会ったゾウがきっかけだったといいます。
彼は、「可哀想だと思っていたが、ゾウが長い鼻で雪を口へ運んでいたのを見て、可哀想だと思うのは自分のおごりだったと気付いた。そこには、人と自然の対立した悲劇性をとっとと乗り越えて笑うゾウがいた。
それ以来、心の強さや幸福を表すような笑う動物を描いている。」と語りました。

やまと絵と現代的な感性を掛け合わせた彼の作品は、縁起物として飾られるなど多くの人に幸福を届けています。

磯野 宏夫

磯野宏夫は、RPGゲーム「聖剣伝説」のメインビジュアルを担当したことで知られる画家・イラストレーターです。 彼は、1945年に愛知県で生まれました。 愛知教育大学教育学部 美術科を卒業後、デザイン会社を経て1970年にイ …

曾我 蕭白

曾我 蕭白は、江戸時代中期に活躍した絵師です。 独特で強烈な画風が特徴的で、「奇想の絵師」と呼ばれました。 彼に関する詳細な資料はほとんど残されておらず、その生涯は不明な点が多いです。 1730年に京都の商家に次男として …

辻 真砂

辻 真砂は、女性画や風景画を中心とする洋画家です。 無所属のまま活動を続けており、定期的に個展を開催しています。 辻は1951年に大阪府で生まれました。 関西美術院に通い、卒業後は1976年~1980年までスペインに留学 …

北田 稔

北田 稔は1969年に埼玉県で生まれ、専門学校卒業後はアニメーターやデザイナーとして活躍していきます。後にイラストレーターとして独立し、展覧会の実施や、SNSを通じて作品や制作過程の様子を発信するなど、現在においても幅広 …

小早川 清

小早川 清は、美人画を得意とし、大正から昭和にかけて活躍した画家です。 現代的な女性像を描き、艶やかで上品な雰囲気を繊細に表現しました。小児麻痺の後遺症のため、左手一本で絵を描いたことで知られています。 小早川は、189 …

坪内 好子

坪内好子は、金箔を使った作風が特徴的な版画家です。 「時間の集積」をテーマにした幻想的な作品は高い評価を受け、国内外で個展が開催されています。 坪内は、1966年に東京に生まれました。女子美術大学では版画を専攻し、200 …

仙厓 義梵

仙厓 義梵は、脱力感のあるユニークな禅画で知られる禅僧です。 1750年、仙厓は美濃(現在の岐阜県)に貧しい農民の子として生まれました。11歳で出家得度し、「仙厓義梵」の名を与えられます。 40歳で聖福寺の住職となり、6 …

伊勢崎勝人

伊勢崎勝人は1949年八丈島生まれの洋画家です。 1972年に坪内正に師事し、1978年に東京藝術大学を卒業しました。その後はスペインを中心に渡欧、帰国後は日本全国で展覧会を開き、日展の審査員を務めるなど精力的に活動を続 …

鶴田憲次

鶴田憲次は長崎県佐世保市出身の画家です。 京都市立芸術大学西洋画科専攻科 (現在の大学院)に在学中の頃から、国内だけに留まらず、海外でも精力的に展覧会を行っていました。 1973 年から約40年間にわたり京都市立芸術大学 …

上田勝也

1944年に京都府で生まれ、1968年には東京藝術大学を卒業します。その後、髙山辰雄に師事し技術を高め、数々の作品で賞を受賞します。 また、国内で個展も開催し、九州産業大学大学院芸術研究科教授に就任や講演会を行うなど、多 …

関 拓司

関 拓司は、茨城県日立市出身の洋画家です。 1932年に生まれ、幼い頃から絵を描くことに親しみ、美術の道を志します。 30歳を過ぎた頃から新協美術会に参加し、本格的に画家としての活動を始めます。 1976年には新協美術会 …

志賀 直哉

志賀 直哉は白樺派を代表する文豪です。 代表作には『城の崎にて』『暗夜行路』『小僧の神様』などがあり、存じている方も多いかと思います。 小説の他にも、果物や植物を題材とした油彩画、書などを手掛けました。 特筆すべき点とし …

田川 憲

田川憲は1906年に長崎県長崎市に生まれ、生涯にわたり愛する長崎の歴史ある街並みや風景を描き続け、数々の作品を世に残しました。 彼の作品の特徴は、卓越した繊細な線画と色使いの技術によって表現された街並みや風景です。そのよ …

ダン・パルトゥシュ

ダン・パルトゥシュは、主にパステル画を描く画家です。 アルジェリアのティアレットで生まれ、ロンドンのセント・マーチンス芸術大学で学びました。 主にはフランスで活躍されましたが、後年は日本でも個展を開きました。国内外問わず …

池内 信介

池内信介は1984年の福岡県に生まれ、独学で彫金技術を習得し、彫金作家としての活動を開始しました。 その後、表現の幅を平面や立体に広げ、現代アート作家としても活躍しています。彼の作品は、特殊樹脂を用いたミクストメディア作 …

卯野 和宏

卯野和宏氏は1978年に茨城県で生まれ、2004年に武蔵野美術大学大学院を修了しました。現在は東京都を中心に、個展の開催やデッサン講師として活動する現代美術作家です。 卯野氏の作品の特徴の一つとして、高画素数のカメラで撮 …

東洲斎 写楽

東洲斎 写楽は1794年~1795年と短い期間のみ活動した謎多き浮世絵師です。 10か月程度の活動期間にもかかわらず、役者絵を中心に140点以上もの作品を発表。その後は忽然と姿を消し、残ったのは彼の作品だけでした。 写楽 …