平安香翁 『均窯釉 透彫長方樹盆』

こちらは昭和の盆栽作家・平安香翁の作品です。 均窯釉は発色の良い落ち着いた青色が特徴です。 中国宋代の名窯「均窯」を倣古させる釉の色合いが、盆栽をより際立たせる作品となっております。 「香翁」銘の作品は、香山の名を息子に …

平安香翁 『鶏血釉 雲足長方樹盆』

今回ご紹介いたしますお品物は平安香翁 『鶏血釉 雲足長方樹盆』です。 こちらの作品は、昭和の盆栽作家として「東福寺」と並び称される平安香翁の作品です。 鶏血釉は発色の良い鮮やかな赤色が特徴です。見る人に強烈なインパクトを …

徳川 斉昭 短冊

本作は、水戸藩 第9代藩主・徳川 斉昭による短冊となります。 徳川斉昭(1800年~1860年)は、攘夷論(外国との通商を拒み、撃退して鎖国を維持しようとする思想)を主張し、弘道館の設立、偕楽園の建設、藩政改革、地元産業 …

膳所焼 茶碗『瑞鶴』山元春挙絵付

本作は、日本画家・山元 春挙の門人が作陶し、春挙自身が絵付けを施した茶碗です。 膳所焼は、膳所藩主・菅沼 定芳が御用窯(御庭焼)として焼かせたのが始まりとされ、遠州七窯の一つとして知られています。 明治期には一度衰退しま …

富本憲吉 『蘭花之図』

富本憲吉(とみもと けんきち)は、日本の近代陶芸を代表する巨匠であり、陶芸分野で初めて人間国宝(重要無形文化財保持者)に認定された人物です。 日本近代陶芸の基礎を築き、後進の育成にも大きな影響を与え、陶芸の世界で第一号と …

坐忘斎 茶杓 『汲古』 黒田正玄下削

現在「お家元のお手削り」として流通している品の多くは、まず専属の下削り師が茶杓や竹工芸品をお家元の好みに合わせて仕上げ、その後、お家元が櫂先に手を加え、さらに銘を与えることで完成されたものです。 本作は「黒田正玄」が下削 …

橋口 五葉『女六題』

本作は、橋口 五葉による木版画作品『女六題』全6点揃えです。 橋口は、明治末から大正期にかけて装幀作家として活躍し、版画制作に力を注ぎ始めた矢先、41歳の若さで世を去った作家です。 本作では、「盆を持てる女」「紅筆を持て …

雲色堂 『鉄瓶』 

『雲色堂』は、京都で明治期から茶の湯や釜づくりを担ってきた釣鐘鋳造師・和田美之助(十三代目)によって率いられています。雲色堂の鉄瓶制作はすべて 一点ものの手仕事で行われ、制作には通常4〜6ヶ月を要します。 鉄瓶本体に銀を …

鉄斎翁書画寶墨 2点

鉄斎翁書画寶墨は日本の文人画家・儒学者である富岡鉄斎(1836–1924)の要請により、1912年頃に中国・上海の老舗墨舗「曹素功堯千」で特注された高級墨です 。 この墨は富岡鉄斎の書画作品に最適な品質を追求して製造され …