茶壷は煎茶の茶葉を保存するために使用するものですが、今回のような錫製の茶壷非常に人気が高いです。その理由として「気密性」と「丈夫さ」があげられます。丈夫さにおいては金属製品なので想像がつきますが、気密性という点では、ほかの金属と違い塊から削り出されることが多い錫は蓋と本体のサイズを細かく調整することができるので隙間のない構造を作り出すことができます。気密性が高いということは茶葉の酸化を防ぎ味の変化から守れるという事になり、さらに丈夫なので長期間使うことができます。
また錫製の茶壷は茶葉を大量に保管しても味が変化しにくい為大きければ大きいほど人気が高くなります。今回のお品物も30㎝を超えるかなり大きなものでした。年代においても表面の状態などから古いお品物でもあるので、現在のような機械で削ることのできないので高い精度で作られたものはその分希少になります。裏には「御錫屋天下一美作守」の銘もあり、状態としてもヘコミや大きな傷など少なかったことから上記の評価とさせていただいております。