今回ご紹介させていただくお品物は「銅製 玉獅子 置物」でございます。
こちらの作品は獅子が毬で遊ぶ様子が表現されています。
銅製の為重さがあり、その重さが獅子の威圧感を引き出しているように感じ取れます。毬や毛の部分が細く彫られており、職人さんの技巧が光る作品となっております。
ちなみに、獅子とはライオンのことで古代中国から伝わった言葉です。日本には7世紀ごろ、飛鳥時代には朝鮮半島経由で伝わっていたようです。
しかし、その時に伝わっていたのは動物のライオンではなく、伎楽(古代の演劇)で使う獅子頭(仮面)や獅子像(彫刻)でした。これらは仏教に関わるもので、獅子は百獣の王のイメージとともに魔を払う霊獣として扱われていたそうです。やがて伎楽の獅子は獅子舞として、獅子像は寺社の狛犬として日本に広まったようです。
こちらの作品、残念ながら尾っぽの部分が一部破損しておりました。
毛並みの部分や顔の彫りなど緻密な表現がされていることを考慮し上記の評価とさせていただきました。