本作は、彫刻家・籔内 佐斗司が手掛けたブロンズ作品となります。
薮内は、奈良県のマスコットキャラクター「せんとくん」の生みの親として知られ、東京藝術大学文化財保存学研究所の教授を務めるほか、仏像を中心とした研究にも携わっています。
本作は、20年以上続く人気シリーズ「童子」の一つで、2022年に88点限定で制作されました。将棋台の上で香車の駒を手にした少年の姿が印象的です。
「香車」とは、後退せず、他の駒を飛び越えずに直進する将棋の駒であり、古くから安産祈願とも結びつけられてきました。
タイトルの「一路邁進(目的を達成するためにひたすら進むこと)」と「香車」の意味が重なり合い、少年の表情からは強い決意が感じられます。将棋台は少年の人生を、駒はその行く先を決める舵を象徴しているかのようです。
今を生きる私たちにも重なる、メッセージ性の強い一作となっています。
これらに加えて状態の良さなども考慮し、本作は上記の査定結果となっています。