須上 春行

ここでは、須上 春行について紹介させていただきます。

大正10年(1921年)大阪生まれとされる洋画家です。写実的な油彩表現を中心に制作を行い、静物画や風景画などを題材とした作品を多く残したとされています。

対象を丁寧に観察し、質感や光の表現を繊細に書き出す作風が特徴とされ、花や果物、器物などの静物画や、日本各地の風景を描いた作品が見られます。落ち着いた色彩による温かみのある画面構成は、多くの愛好家に親しまれています。

対象が持つ自然な美しさや魅力を引き出す、実力派の作家の一人です。

有吉 光政

有吉光政(ありよし みつまさ)は、大阪府出身の洋画家です。

確かな写実技術と落ち着いた色彩感覚を持ち、日本の伝統工芸品や民芸品、古くからある身近な静物を温かみのあるリアリズム表現で描き出しました。

日本の洋画界において長年にわたり活躍し、グラフィックデザインの黎明期を支えた日宣美の創立会員としても知られています。

派手な色彩に頼らず、落ち着いたトーンの中でモチーフが持つ素朴さや伝統美を引き出す作風が、多くの美術愛好家に親しまれています。

若山 茂

若山 茂(わかやま しげる)は、1970年代からフランス・パリを拠点に活動し、フランスで培った技法と豊かな色彩表現によって独自の画風を築いた洋画家です。

フランス芸術家協会会員として活動し、サロン・ドートンヌやナショナル・デ・ボザールへの入選歴を持つなど、フランスの美術界でも研鑽を積みました。日本国内でも洋画ファンを中心に親しまれています。

作品には風景画や静物画、花を題材としたものが多く見られ、フランスの街並みや自然を描いた作品も数多く制作しています。フランスの伝統的な美意識と光の表現を重んじた、透明感あふれる穏やかな表現が最大の特徴です。また、「柔らかな陽光」や「影の表情」の捉え方に長けており、品格にあふれた画面を作り出しています。

若山茂は確かな技術と安定した画力を備えた作家として、現在もアート市場で一定の評価を受けています。

アンヘレス・セレセダ

アンヘレス・セレセダは、1962年にスペインのサンタンデールに生まれた油彩画家です。

1982年に同国の画家J・トレンツ・リャドが設立した地中海絵画自由学校に入学し、リャドの教えを学びながらモデルとしても活躍しました。リャドが描いた彼女の肖像画も現存しています。卒業後しばらくは同校で教鞭も取りましたが、現在は独立して活動を続けています。

光と影のコントラストや、優雅なタッチで描かれた花の作品などが特徴的で、また、師匠であるJ・トレンツ・リャド同様に肖像画家としても目覚ましい作品を残しています。

1994年以降はスペインや日本をはじめとする世界各地で展覧会を開催しており、J・トレンツ・リャドの後継者として光を浴び始めています。

市ノ木 慶治

市ノ木慶治(しのき けいじ)は、名古屋が生んだ伝説の画工として高い評価を受けている画家であるとともに、オールドノリタケの陶磁器において高い人気を誇る絵付画家としても知られています。

1891年に愛知県名古屋市で生まれた市ノ木は、1905年に森村組絵付工場に入社しました。森村組は、日本の陶磁器を海外へ輸出し、直輸出事業を成功させた先駆的な商社として知られています。

その後、見習い、雇を経て画工となり、鈴木不知や鬼頭鍋三郎の指導を受けました。1928年に帝展へ初入選すると、その後は官展や二科展、光風会への出品のほか、個展も開催するなど、中部画壇でも活躍しました。

また、日本陶器(現在のノリタケグループの前身)において個人名のサインを作品に残すことが認められた数少ない画工として、社内美術学校の先駆けとなる日本陶器技芸科で後進の育成にも携わり、技術の継承にも貢献しています。

市ノ木が手がけた作品は海外でも高い評価を受けており、「薔薇の市ノ木」と評されています。

川村 悦子

1953年佐賀県に生まれた川村 悦子は、京都市立芸術大学で西洋画を学び、写真的な精密さと、心象風景を融合させた透明感あふれる作品で、評価を確立してきた現代美術作家です。

「曇りガラス」や「樹木記」といったシリーズに加え、1999年から続くライフワークの「蓮」シリーズでは、静寂と生命力が共存する独自の精神世界を描き出しています。
近年は日常の風景を題材にするだけでなく、襖絵や屏風、掛軸などの伝統的な形式に西洋画の技法を融合させる試みにも注力しており、文化庁芸術家在外研修員としてのミラノ滞在を経て、京都市文化功労賞などを受賞。

現在は、京都芸術大学特任教授として後進の育成にも深く携わっています。

サクティ・ボーマン

サクティ・ボーマンは、フランスを拠点に活動するインド出身の現代美術作家です。 ボーマンはインド・コルカタに生まれ、1956年に同地の美術学校を卒業後、フランスに渡りパリの国立高等美術学校(エコール・デ・ボザール)で修学し …

永瀬 義郎

永瀬義郎は、大正から昭和にかけて活躍した版画家・画家です。日本の創作版画運動の初期を支えた重要人物の一人として知られています。 永瀬は茨城県に生まれ、白馬会原町洋画研究所で長原孝太郎に学び、その後東京美術学校彫刻科へ進学 …

原 宏之

原宏之氏は、1961年に福島県で生まれた日本画家です。 もともとは独学で油彩画を描いていましたが、のちに日本画へと転向します。そして特定の美術団体に属さない「無所属」の画家として独自の画風を築き上げました。 彼の作品の大 …

森内 敬子

森内敬子は、具体美術協会の最後の会員として知られる現代美術家です。 森内は大阪府に生まれ、1962年に大阪樟蔭女子大学国文学科へ入学し、具体美術協会の設立者・吉原治良に師事しました。1965年に渡米した後はニューヨークを …

松田 正平

松田正平は、昭和から平成にかけて活躍した日本の洋画家です。 松田正平は島根県に生まれ、幼少期を山口県で過ごした後、東京美術学校で藤島武二に師事しました。卒業後はフランス・パリにて留学し、戦後は国画会を中心に作品を発表、1 …

清水 登之

清水登之は、20世紀前半に活動した日本の洋画家です。 清水は栃木県に生まれ、若くして渡米し、主にニューヨークを拠点に活動しました。現地ではアート・スチューデンツ・リーグに学び、ジョン・スローンの指導を受けています。192 …

大槌 隆

大槌 隆(おおづち たかし)は、緻密な写実描写を得意とする油彩画家です。 1949年、岩手県宮古市に生まれました。 1974年より三軌展に出品し入選を重ね、1981年に三軌会会員となりました。その後も三軌会賞や文部大臣賞 …

児島 善三郎

児島善三郎は、昭和期に活躍した洋画家です。 1893年、福岡県福岡市の紙問屋に生まれました。 中学生の頃から油絵に熱中し、頻繁に写生に出かけていたそうです。また校内で絵画同好会「パレット会」をつくり、中心メンバーとして活 …

ジョルジュ・ビゴー

ジョルジュ・ビゴーは、日本の明治期を主題とした風刺画で知られる画家・風刺画家です。 ビゴーはフランス・パリに生まれ、国立美術学校にて絵画や銅版画を学び、版画や挿絵の分野で活動を開始しました。1882年には日本に来日し、陸 …

伴 清一郎

伴 清一郎(ばん せいいちろう)は、油絵具や岩絵具を用いて制作する洋画家です。 1950年、滋賀県に生まれました。1973年に京都精華短期大学を中退しますが、その後も制作活動を続け、1981年には第6回京都美術展で新人賞 …

五木田 智央

五木田智央は、東京を拠点に活動する日本の現代美術家です。 五木田は、ドローイングやモノクロームの人物画で国際的に高く評価され、抽象と具象を往還する独自の表現で知られています。武蔵野美術大学を卒業後、当初は商業デザインやイ …

和田 誠

和田誠は、日本を代表するイラストレーター・グラフィックデザイナー・映画監督です。 和田は大阪に生まれ、広告制作会社のライトパブリシティに入社し、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。その後フリーランスとして独立 …

ロッカク アヤコ

ロッカクアヤコは、筆を使わず手で直接段ボールやキャンバスにアクリル絵の具を用いて描くことで知られる、日本の現代美術家です。 ロッカクは千葉県に生まれ、独学で絵画制作を開始し、2006年に『GEISAI』でスカウト賞を受賞 …

森崎 修太

森崎修太(もりさき しゅうた)は、日本の洋画家で、主に油彩による風景画を制作している作家です。フランスでの活動経験を持ち、鮮やかな色彩を特徴とする作品で知られています。 帰国後は、大阪・東京・名古屋などの画廊や百貨店美術 …

中島 健太

中島健太(なかじま けんた)は日本の洋画家で、写実的な油彩画、特に女性をモデルにした作品を多く描いています。 1984年東京都出身の中島氏は、高校3年生まで美術ではなくアメリカンフットボールの選手として活躍していましたが …

永瀬 美緒

永瀬美緒は、高い写実力を基盤とした油彩画で注目される新進画家です。 1987年、岐阜県に生まれました。小学3年生から日本画家・木村友彦に学び、美術系の高校に進学します。 2009年には、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒 …

和気 史郎

和気史郎は、幽玄な世界観を湛えた作品で知られる画家です。 若き日に戦争を経験し、その後結核を患うなど、過酷な体験を経たことが、その制作の根底に深く影響を与えています。「無常」や「虚無」といった日本的な死生観が、作品全体に …