加来万周は1973年熊本県に生まれます。
1997年に東京藝術大学美術学部日本画専攻を卒業します。卒業制作は帝京大学が買上げました。院展も初入選し以後出品しています。
1999年には東京藝術大学大学院美術研究科日本画修士課程修了します。修了制作は帝京大学が買上げします。
2000年春の院展に初入選、以後毎年出品。臥龍桜日本画大賞展では優秀賞を受賞します。有芽の会 日本更生保護協会理事長賞受賞。墨彩画展 雪舟大賞受賞します。
2001年の院展出品作の「光路」を文化庁が買上げし、翌年の2002年に文化庁主催の現代美術選抜展にも出品します。
数々の作品を制作、出品を行い、2012年春の院展に「軌跡」を出品、奨励賞を受賞します。
現在は日本美術院院友。個展などを数多く開催し、現在も多数の作品を作成、発表しています。
師は日本画家で東京芸術大学教授、手塚雄二と発表されています。
柴田是真は越後出身の宮彫師の子で、袋物商(煙管筒、印籠などを制作、販売)の婿養子となった柴田市五郎の子として、江戸両国橘町に生まれます。
父の市五郎は商家に入った後も彫工として宮大工の仕事に参加した職人であり、浮世絵を好み、勝川春章に師事していました。
11歳の時に、蒔絵師の初代・古満寛哉(こまかんさい)に蒔絵を学びます。
16歳になると、画工の図案に頼らずに仕事をするため、鈴木南嶺(すずきなんりょう)に四条派の絵を学びます。是真の号である令哉(れいさい)は南嶺の嶺の字の一部「令」と古満寛哉の「哉」をとったものです。
逸話として1827年、当時売り出し中の歌川国芳(うたがわくによし)が是真の絵に感動し弟子入りしようとし、是真は初めは固辞したが、結果弟子入りを認め、国芳に「仙真」の号を与えたというものがあります。
1830年、24歳の時に四条派をより深く学ぶため、京都を旅していた時に、南嶺の紹介で四条派の岡本豊彦(おかもととよひこ)の弟子となります。
この時、豊彦の教えに従い、香川景樹(かがわかげき)に歌学と国学を、頼山陽(らいさんよう)に漢字を学んびます。
1831年、江戸に帰った是真は南嶺に再会し、成長ぶりを認められ、新たに字「儃然」と「是真」を号とするようになります。
1844年からはますます名が知られるようになった是真は蒔絵や漆絵の研究を重ね、青海勘七(せいかいかんしち)以来途絶えていた、青海波塗を復活させ、青銅塗、四分一塗、鉄錆塗、砂張塗、紫檀塗、墨形塗などの新技法を生み出しました。
1873年にはウィーン万国博覧会に蒔絵額を出品し、進歩賞牌を受賞、1886年には皇居の杉戸絵も任され、描いています。
1890年帝室技芸員を拝命し翌年の1991年に逝去。84歳でした。
弟子には同じく帝室技芸員である池田泰真(いけだたいしん)がいます。
歌川国貞は浮世絵師随一とも言われる数万点の作品を残し、国芳や広重を押さえて当時一番人気を誇った浮世絵師です。
初代歌川豊国に弟子入りし、22歳の頃の作品が最古の作品として確認され、それから79歳で亡くなるまで、歌舞伎や吉原、当時の文化風俗など、まさに「江戸文化の全て」を描き切り、浮世絵界のトップとして走り続けた大御所です。
歌川国貞は江戸で大人気の歌舞伎の舞台を描いた役者絵や、美しい女性を描いた美人画で特に名声を得ました。「役者絵」「美人画」という、浮世絵の王道ともいえる二大ジャンルで名声を得た国貞ですが、それ以外にも幅広いさまざまなジャンルに挑戦し、それぞれに優れた作品を残しています。
美人画においては文政後期(1825~)独特な猫背猪首型の女性を描いており、自信のオリジナリティを遺憾なく発揮しています。
緑和堂では、歌川国貞の作品を強化買取中でございます。売却を検討されたい作品がございましたら、ご気軽にご相談下さい。
歌川芳盛は、江戸時代末期から明治時代にかけての浮世絵師であり、歌川国芳の門人です。幼少の頃より国芳の門に入り、国芳の画風によく倣った武者絵、時局絵、花鳥画などを描きました。特に、時局を風刺した合戦絵を得意としていました。
また、嘉永3年(1850年)から嘉永4年(1851年)にかけては、草双紙の挿絵も手がけています。万延から文久(1860年 – 1864年)にかけては、「ゑぎりす人の図」「五ヶ国」「港崎横浜一覧」などの横浜絵を制作しました。さらに、「東都名所」などの作品では、江戸市中を遊覧する外国人の姿を描いており、これを手がけた絵師は芳盛以外にはあまり見当たりません。
関主税は、関主税は1919年に生まれた日本画家です。千葉県の生まれで、日展の理事長も歴任する日本画界の重鎮として広く知られています。その作品は自然の中を中心に題材を集めており、モダンな色彩で色どられる変幻自在なその独特の世界に魅了されている方は数多くいます。 関主税は幼少期のころから絵を描くことが大好きであったといい、そのまま画家を志すことも自然でした。上京した後、東京芸術学校に進学し本格的に絵画の勉強をしていきます。関主税の作風は幻想的ながら、華やかな淡い色彩で光りを描き、華やかで温和な揺れ動くそよ風を感じ取れるような美しい作品となっているのが特徴となっています。
緑和堂では、関主税の作品を強化買取中でございます。売却を検討されたい作品がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さい。