こちらは、「千家十職」の一つ「黒田正玄」の棗作品に鵬雲斎の書付がされた作品となります。
千家十職とは?と思う方もいるかもしれませんので簡単にご紹介致します。
千家十職とは、茶道三千家と呼ばれる「表千家」「裏千家」「武者小路家」に関わる茶道具を制作する十の職のことをいいます。
それぞれ、茶碗、釜、塗り、指物、金物、袋、表具、一閑張細工、竹細工・柄杓、土風炉・焼物となります。
先代の中にはお茶の祖と呼ばれる千利休の時代から関わりを持つ職もございます。
黒田正玄は竹細工・柄杓師に当たります。
本作の棗は日本の伝統的な七宝模様がしたためられており、伝統的な味わいのあるお品物です。
木箱には裏千家家元である鵬雲斎の書付(証明)がついており、評価の高まるポイントとなります。商品自体にも欠けや割れ等がない綺麗なものでしたので、こちらの評価とさせていただきました。