皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
今回、ご紹介させて頂く商品は、須田剋太の水彩画(グワッシュ)「暴れ龍」になります。
荒々しい龍がダイナミックに描かれているこちらの作品は、グワッシュ画と言われる水彩手法で描かれている作品です。グワッシュ画…聞きなれない方もいらしゃると思いますが、実は水彩画には大きく分けて2種類あります、それが透明水彩と不透明水彩です。
水彩画の特徴といえば色を重ねていくことでできる「にじみ」や「ムラ」「ぼかし」などの優しい表現だと思います。これが充分に発揮できるのが透明水彩になります。反対に不透明水彩は重ね塗りをしてしまうと下の色を隠してしまうので、塗りムラが出にくく、はっきりとした色分けで描くことができます。
グワッシュ画は不透明水彩のことを指します。須田剋太は晩年にグワッシュ画を多く手がけた作家で、美術館に展示されている作品の多くにグワッシュ画が含まれています。
今回の作品は十二支シリーズの龍が描かれた作品になります・十二支の作品は12年に一度しか飾ることができないとして人気が低くなりがちですが、こちらの作品は、龍の荒々しさの表現を青系統の絵具で表現されおり、須田剋太らしい作品として高い人気を誇っています。