皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する作品は「カシニョール作 午後の公園」です。
カシニョールといえば今回の作品のように女性の絵を描くことで有名なフランス画家です。カシニョールは父親が高級仕立服屋を経営しており、幼少のころから洋裁店のモデルの女性たちが身近におり、そのことが影響しているのかはわかりませんが、カシニョールが描く作品の多くは女性の美しさが題材となっています。
13歳の時にはドーヴィルの海岸で砂の芸術コンクールに参加して一等賞になるといった功績を残し、新聞で報じられたりしました。
そういった功績から10代の頃には画壇で活躍するようになり、24歳の時にはフランスで毎年秋に開催されている「サロン・ドートンヌ」の会員に推挙されるほどでした。
そんなカシニョールの作品は日本に愛好家がとても多いです。というのも、カシニョールはまだ駆け出しのころに日本人の画商に才能を見出され、ほとんどの作品をその画商に売っていました。日本でカシニョールの作品が受け入れられ、アメリカを経由してフランスでも評価されるようになりました。
そんな背景からカシニョールの作品は日本で多く流通しており、流通量と作品の美しさから愛好家の多い作家となっています。カシニョールを始め、女性画の絵画は日本国内を始め海外でも高い人気のお品物になります。