皆様、こんにちは。 緑和堂 京都本店でございます。
今回ご紹介させて頂くお品物は、バーナード・リーチ 作 『湯呑』でございます。
バーナード・リーチは香港生まれのイギリス人で、幼少期に日本で過ごした経験から親日家としても知られ、日本でも六代目尾形乾山のもとで富本憲吉らと共に陶芸を学びました。
その後イギリスのセントアイヴスで開窯し、地元の素材を使った作品作りに打ち込みました。また、陶芸以外にも画家やデザイナーとしても活躍し、日本とイギリスとの芸術の架け橋となった人物です。
本作の湯呑は1966年にセントアイヴスの窯で作られたもので、上部の暗い色合いから下部へ向かって青白く混ざり合っていく色合いがシックな”美”を感じられる逸品です。
今回は目立つ傷等も見られず、共箱も綺麗な状態で揃っていたことを考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。
リーチ作品をはじめ、緑和堂では様々な作家の陶芸作品を取り扱っております。気になるお品物がございましたら、お気軽にご連絡ください。