皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回、ご紹介するお品物はこちら、平松礼二 作『花乃富岳』でございます。
平松礼二は、21世紀の代表的な日本画家です。
十代のうちから展覧会への出品を始め、中年期にはいくつかの受賞を重ねています。1999年に「印象派・ジャポニズムへの旅」と題された画集を発表すると、それが大きな話題を呼びました。
岩彩や箔など様々な技法を駆使した画風が特徴的で、日本の風景画の他、ジャポニズムシリーズとしてクロード・モネのオマージュ作品などが制作されており、詩情豊かな世界観が表現されています。
本作『花乃富岳』は富士をテーマとしながら、その全体を花で構成する独特の表現が行われ、またふんだんに用いられた金箔が作品に煌びやかさを与えています。まさしく平松礼二の世界観が表れた一作だと言えるでしょう。
作品・額ともに状態が良く、共シールも付属していたため、今回はこちらの評価とさせていただきました。