皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲り頂いたお品物はこちらです!
東山魁夷作 『満ち来る潮』でございます。
東山魁夷は、昭和時代に活躍をした画家で風景画の第一人者です。
幼いころから絵を描くことに強い興味を持っていた彼は、高校生の頃から画家になる事を目指し、今の東京藝術大学へ進学し絵の勉強を進めていきます。
彼の絵が評価され始めたのは終戦後からで「残照」という作品が日本政府に買い上げられた事で世間から認知されるようになりました。
また透き通るような青色は「東山ブルー」と名前が付くほどに綺麗な色合いをしています。絵の中の青の色遣いを見れば東山魁夷の作品だと分かる程に特徴的なものなのです。東山魁夷の描く風景画は活力にあふれているというより静かで落ち着いた自然を表しているものが多いです。心を休めたい時に鑑賞してみると落ち着いた気持ちになれます。
今回の作品は岩に波がぶつかり大きな飛沫をあげている、力強い作品となっています。
まるで実際に自分の目の前でおきているかのような錯覚をうけます。
東山魁夷の作品の中では人気のあるモチーフではない事と額などに傷があるため今回の評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動致しますのでご了承ください。