皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。今回ご紹介させていただくお品物は、三浦竹泉『染付 茶器』になります。
始めに三浦竹泉についてご紹介させていただきます。三浦竹泉は京焼の窯元の名称のことで歌舞伎役者のように代々襲名をしているものになります。初代は13歳の時に同じ京焼の窯元である高橋道八へ弟子入りし30歳で独立して窯を構えています。
作品を良くするためなら新しい技法や海外の技法を取り入れる事に対して貪欲でありヨーロッパの色彩を取り入れるなど取り組んできました。その為得意な分野の幅が広く染付、色絵、吹墨など多彩な作品を作成しています。京焼の改良に尽力した一人と言えます。
今回の作品は染付の技法を用いて作られています。この染付という技法で作られた物は恐らく目にする機会が多いと思います。書いてある漢文は白い霧が長江にかかり、川面の光が天と接しているという意味になります。今回の作品以外でも氏の作品には漢文が入っているものがありますので、意味を調べて見るのも面白いのではないでしょうか。
今回の作品は茶器が一通り揃っていましたので上記金額になります。茶器やコーヒーカップ等は品物の状態もそうですが数が揃っているかも鑑定に重要な要素となります。