皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介させていただきますお品物は、クリスチャン・リース・ラッセン 作 ミクストメディア版画『エンシャントミステリー』でございます。
ラッセンはアメリカ出身の画家です。
マリンアートと称される鮮やかな色彩の画風が有名で、特に日本では大きな知名度を持つ作家の一人でしょう。ご存知の方も多いのではないでしょうか。分かりやすくきらびやかな絵柄で、バブル期には大きな評価を受けていました。
ラッセンは主なモチーフとして海や海洋生物を描きます。本作は画面いっぱいにクジラの尾が描かれた作品となります。夜の海辺は月明かりで照らされ、そこに翻る大きな尾は満点の迫力です。
自然と生物の雄大さが体感できる、耽美的な作品です。
今回はミクスドメディアに手彩を加える手法で作られた版画作品であり、本品・額ともに状態が良かったためこちらの評価とさせていただきました。
ラッセンをはじめ、現代作家の作品を緑和堂では多く取り扱っております。気になるお品物がございましたら、お気軽にお問い合わせください。