皆様こんにちは。緑和堂名古屋営業所です。
8月も終わり夏もやっと終わるかと思っていたのですが、夏と変わらない残暑。皆様体調には気を付けてお過ごし下さい。
さて、今回ご紹介させていただきます商品は『玉置保夫 志野ぐい吞み』になります。
玉置保夫について少しお話させていただきますと、美しい美濃焼を作り出す伝統のある窯元の一族で、玉山窯といいます。玉山窯は美濃焼だけではなく、織部・志野・黄瀬戸など様々なものを手掛けておりその中で、玉置保夫は茶道具界でも一目置かれる存在です。
今回のお品物は志野焼になりとても美しい作品になっております。志野焼とは、細やかな貫入 (かんにゅう) と、ほんのりと赤みをおびた白い肌が美しいのが特徴的です。長年日本人が憧れてきた念願の「白い焼き物」の誕生であり、同時に、従来の型押しや彫りでなく、素地の上に直接絵を描くことを可能にした、画期的なうつわです。
「もぐさ土」と呼ばれる土に白い長石釉 (志野釉) をかけて焼成します。
茶碗を中心に、水指や香合など茶道具に多く用いられ、無地志野、絵志野、鼠志野、紅志野、練込志野などいくつか種類があります。