皆様こんばんわ!京都緑和堂です!
プロ野球のシーズンもとうとう佳境になってきましたね!
私の応援するオリックスバファローズはなんと現在首位を走っており、嬉しい気分にはなるのですが、他のチームも強いので油断できないなとどきどきしながら毎日を過ごしています。
今回ご紹介する作品は「織田廣喜 作 花ざかりの少女」となります。
織田廣喜(1914年-2012年)は福岡県出身の「少女」をモチーフにした作品が有名な画家としてご存知の方も多いのではないかと思います。
幼い頃から父の持っていた蔵書に載っていたゴッホの絵を描くことが好きだった織田廣喜ですが、碓井尋常高等小学校高等科を卒業すると病気を患ってしまった父に代わり、家計を助ける為に陶器の絵付けなどをして働きます。日本美術学校絵画科に入学後は藤田嗣治や林武に師事します。その後は数々の賞を受賞し、1992年に勲四等瑞宝章を受章しました。
織田廣喜は前述の通り「少女」を題材とした作品を主に製作していることで有名です。中でも「赤い帽子」を被っている少女をモチーフにした作品が人気の高くなっております。
デフォルメされた女性像が特徴的で幻想的な作品を多く生み出したのは現実世界をそのまま描くのではなく、「想像し嘘をつく」といったことが絵の製作には必要であると考えた織田廣喜ならではのものです。
今回の作品は、織田廣喜の中でも人気の高い少女をモチーフとした作品となっており、赤い帽子はなく、サイズは小さいですが織田廣喜の魅力が詰まった作品となっております。