皆様、こんにちは。緑和堂東京支店です。
本日は小磯良平作『婦人像のリトグラフ』をご紹介させていただきます。
小磯良平さんは昭和に活躍された洋画家で、1903年神戸に生まれました。
1922年に東京美術学校西洋画科に入学し、1926年在学中に出品した『T嬢の像』で特選を獲得、1928年にはフランスへ渡り様々な芸術に触れ帰国、1942年には出品した作品で第一回帝国芸術院賞を受賞しました。数多くの勲章や受賞をされましたが、1988年に逝去されました。
婦人像を描く事でも有名で、今作も婦人像となります。色彩や画風に特徴のある作家さんなのですが、今作は色彩に彩は無く、モチーフの表情にも寂し気な雰囲気が作品の世界観に表れていると感じます。
評価ポイントと致しましては、エディションナンバー及びサインが記載されていたこと、箱があり保存状態が良く綺麗だったことから、上記の評価額となりました。
緑和堂では、小磯良平さんの作品をはじめ、版画作品を集めております。
作家不明の作品でもご相談ください。
また掛軸、陶器類、刀剣、甲冑、洋画、日本画など幅広いジャンルのお取り扱いをしておりますので、ご自宅・ご実家の整理でご不明なお品物等ございましたらお気軽にご相談して下さいませ。