皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する作品は、中島千波作「醍醐寺三宝院枝垂桜吹雪」です。
中島千波は「桜の肖像画家」とまで言われ、全国各地の桜の名所を描いています、「本物よりも本物らしく描く」と口にしておりその言葉通り、花びらの1枚1枚を丁寧に描いており、力強く迫力がありながらも儚げな日本の美しい桜を表現しています。
今回の作品は、世界遺産であり桜の名所でもある醍醐寺の三宝院前の「太閤しだれ桜」ともいわれる大紅枝垂桜を描いた作品で、2001年に四曲双屏風として制作されたのが原画となっています。それから20年経った2021年にシルクスクリーンとして制作されました。横幅が100センチにもなるワイドスクリーンの今作は画面を覆いつくすほどの桜の花びらもさることながら、背景には職人による手張りの本金箔が施されており、桜の荘厳さを引き立て幻想的な雰囲気をより一層感じさせます。
作品の評価額としましては、20年の月日を経て作られた今作品は、金箔を施すなど豪華な仕上がりとなっており販売当初は多くの注文が入った人気作です。販売時期としても最近販売されたばかりで高い需要のある作品となっています。
しかし人気の作品ゆえに発行部数は多く、今作は限定150部のシルクスクリーンだが、実際は150部・200部・300部と時期を分けて発売されており、総数は650部と供給数が多い作品でもあります。以上のことから今回のお品物は、上記の評価額となっています。