皆様、こんにちは。緑和堂大阪支店です。
今回ご紹介させていただくお品物は、川崎(川嵜)和楽『嶋基 茶碗』になります!
和楽は、京都で長く続く楽焼の窯元です。190年ほど前、江戸時代の末期に楽焼窯元「短冊家」として開かれてから、途絶えることなく楽焼の研鑽がなされてきました。現在では、七代目川嵜基生氏が当主をされています。
嶋基茶碗は、正月の初釜に使う縁起物の茶碗で、二つの井戸形の茶碗に金箔、銀箔を張ったものです。
金箔の茶碗が日を表し、銀箔の茶碗が月を表すなど、二つの対比でめでたさが表現されます。
今回の和楽の嶋基茶碗。綺麗な円型の造形に、和楽の得意とする赤楽の淡い発色が乗り、大変見事です。そこに金銀箔が合わさることで、鮮やかで力強い逸品となっています。
今回は、専用の箱が付属していたこと、大きな傷が無いこと、一方で金箔の底が剥がれ落ちてしまっていたことを加味し、こちらの評価となりました。
緑和堂では、楽焼茶碗をはじめ、陶器全般を積極的に取り扱っております。ご自宅に手放しを考えているものがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。査定のみの場合でも、お受けしております。