皆様、こんにちは。緑和堂京都本店でございます。本日、ご紹介させて頂くお品物は平安省鋳堂 『省三造鉄瓶』になります。本日は鉄瓶について少しお話させて頂きたいと思います。
鉄瓶は湯を沸かすために作られた鋳鉄製の器具です。鉄瓶のルーツは茶釜だとされており、弦や注ぎ口があります。形状も多様で丸型、筒型などがあります。また、細かく文様などが美しく施されているものが多数存在します。
鉄瓶というワードを耳にすると「南部鉄瓶」を連想される方が多いのではないでしょうか。南部鉄瓶は有名な鉄瓶で岩手県で作られている鉄瓶です。南部鉄瓶以外にも、関西圏を筆頭に日本各地で作られており、作られた地域それぞれに異なった特徴があり面白味があります。南部鉄瓶は、伝統的な飾らない作風が特徴的であるといえます。一方で関西地域で作られた関西鉄瓶は南部鉄瓶に比べ派手な印象を受けるものが多くあり日常用として以外にも鑑賞用としても人気がありました。
緑和堂では鉄器を始め幅広くお品物をお取り扱いしております。箱が無くてもお取り扱い可能となりますのでお気軽にご相談下さいませ。