現代美術（英語でCONTEMPORARY　ART）または、コンテンポラリー・アートとは、 歴史の現代を借りた用語になり、美術史における今日、すなわち20世紀後半の第二次世界大戦後の 1950年以降から21世紀までの美術を指します。

現代美術家達は、世界的にお互いに関連した状況で、文化的には異なった環境で、しかも技法的には先進的な世界で作品を作っています。画題の本質を新鮮な目で見て、新しい方法で実験を行った時代でもあります。

彼らの芸術は画材、方法、コンセプト、主題の常にケンカする動的な組み合わせであり、 それは20世紀には既に始まっていました。その背景として、19世紀以前の芸術は教会や裕福なパトロンに支えられて制作されており、作品を見るものが導かれるような指導的な役割を担う、宗教的・神秘的な物語が描かれることが基本でした。産業革命以降は、芸術家はパトロンのためではなく、自身の個人的な経験や視点での自由な制作が可能になった時代でした。

一般的な用語としては、日本語でも英語でも、現代美術はその以前の近代美術と同義語として使用されることが多いですが、ここでは時代の移り変わりを表す為に敢えて区別して使用しています。

日本の著名な現代美術家には　村上隆、草間彌生、奈良美智等、世界的に活躍している方々がおり、その作品は高い人気を誇っています。