皆様、こんにちは。緑和堂京都本店でございます。本日は面白いお品物がございましたので紹介させて頂きたいと思います。今回ご紹介させてもらうのは『純銀長崎船』でございます。この作品は銀を用いて船の模型が作られていて面白味があり、興味深い作品となっております。少し光のある場所で観賞すると、銀のキラキラとした光沢が美しく高級感があります。船には梯子や錨も付随しているため見る角度によっても違いがあり面白味があります。本日は「銀」の歴史について簡潔にお話させていただきます。
古くから銀は宝飾品として利用されていました。古代エジプトでは金よりも価値があるとされる時期もありました。ヨーロッパ諸国では銀食器を使用することは身分を示すものであるとされ重宝されていました。また加工の安易さから多くの作品に用いられています。特に銀は貴金属の中では産出量も多く、安価であり幅広く扱われています。日本では島根県の石見銀山で多くの銀が発掘されていたのは有名です。現代においてはシルバーアクセサリーとして若者に人気があるなど一般的に用いられる事が増えて身近なものになりました。
緑和堂では幅広く美術品を集めております。ご自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたらお気軽にご相談下さいませ。