皆様、こんにちは。緑和堂京都本店でございます。
本日ご紹介させていただくお品物は、山口華楊 作 木版画 『盛椿』になります。
山口華楊は京都生まれの日本画家で、写実的な花鳥画、動物画を得意としていました。西洋画と日本画の知識を取り入れた新奇的な花鳥画を誕生させ、大きな人気を呼びました。
この作品ではお椀に盛られた椿が描かれています。椿の葉が繊細に描画され、なおかつ美しい色遣いがされています。鮮やかな桃色と赤色の椿の花びらがとても美しいですね。華やかでありながらも派手すぎない質感が、お家に飾ると雰囲気を落ち着いた印象作り上げてくれそうです。
本作は250部刷られている木版画作品となり、原画と比べると評価の落ち着きやすいお品物です。シミやヤケ等が比較的見られなかったことを考慮に加えまして、こちらの評価とさせていただきました。
緑和堂では山口華楊の他にたくさんの絵画を集めております。ご自身のコレクション整理等で出てきたお品物がございましたらお気軽にご相談下さいませ。