皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、二代諏訪蘇山作『青瓷 香炉』になります。
まず初めに諏訪蘇山についてご紹介させていただきます。
初代諏訪蘇山は1851年生まれの陶芸家で、帝室技芸員(1890~1497年まで存在した芸術家の顕彰制度)にも選ばれました。二代諏訪蘇山はその養女で、初代没後の1922年に二代目を襲名しました。諏訪蘇山は代々青磁を得意とし、現在も京都・五条坂で四代諏訪蘇山が技術を継承しています。
今回の作品である『青瓷 魚文香炉』も、諏訪蘇山が得意とした青磁の作品となっています。水草と共に泳ぐ魚が描かれていますが、魚たちは白目がありどこか微笑んでいるようにも見え、個性的でかわいらしい作品となっています。また、近くで見ると魚たちの目は立体的になっており、ユーモラスさを後押ししています。
こちらの作品は、香炉本体には傷等ありませんが、蓋が逸失していまっていたためこちらの評価となりました。商品の状態によってはお値段が上下する場合もございますのでご留意ください。
緑和堂では、諏訪蘇山の作品を集めております。
茶器、茶道具など、様々な作品を取り扱っております。ぜひお気軽にお問い合わせください。