皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
本日ご紹介致します商品は、とても珍しい商品になります。
二代 真葛 香山作「黄釉 青花 梅之図 花瓶」になります。
真葛香山について少しご紹介致します。
明治時代から続く陶工であり、初代は帝室技芸員現代でいう人間国宝にもなった人物で、二代目は初代の養子になります。
初代は、京都の真葛宮川長造の四男として誕生しました。陶工として名を馳せていた父・長造と兄・長平ですが、同年に亡くなってしまいます。その陶工の後を受け継いだのが初代真葛香山となる四男の虎之助です。
父である長造が朝廷用の茶器を制作しておりその際「香山」の称号を受けていた為、初代も香山を名乗っておりました。父が得意としていた色絵陶器や磁器を制作し、その技術が評判を呼び幕府から御所献納の品を依頼される程高い技術を有しておりました。
二代真葛香山は初代の兄である長平の子にあたります。初代の養子となった二代香山はその技術を引き継ぎ、仁清写しを始めとする多くの作品で高い評価を得ます。海外の著名な美術館に収蔵されていると聞けば、当時から現代に至るまで、高く評価されているのも納得がいきます。
ご紹介致します商品の評価ポイントと致しまして、共箱であること、今となっては珍しい色絵磁器の花瓶であること、商品自体も割れ欠け等がなかったことを考慮し上記の評価となりました。