皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲り頂きましたお品物はこちらです!
ポール・アイズピリ 作『LA CAFETIERE』でございます。
ポール・アイズピリは、フランスの画家になります。
1919年彫刻家でバスク人の血をひく父のもとに誕生しました。当初は父のすすめでブール象嵌学校に入学しましたが、どうしても画家になる夢が捨てきれず、1936年にエコール・ボザール(パリ国立美術学校)に再入学します。第二次世界大戦時には戦争へ出兵し、一時ドイツ軍の捕虜になってしまいますが脱走し、その後1943年にパリで初個展を開催することができました。以降、具象画家として実績を積み重ね、1946年新人画家の登竜門として名高い「青年絵画展」で3等賞、1951年ヴェニス・ビエンナーレでプリ・ナショナル大賞を受賞するなど、フランス画壇に確固たる名声を高めました。
今作はアイズピリの原画になります。リトグラフなどをお見受けすることはありますが、原画となると美術館などでしか見る機会は少ないのではないでしょうか。そのため、その作品が本当にアイズピリの物かを保証する鑑定書の有無も重要になってきます。弊社は美術品も専門に扱っておりますので鑑定書がない作品も査定することができますが、評価額には影響してきますのでご参考にしていただければと思います。
今作は、作品に大きな損傷はなく良好な環境で保存されていたことも考慮し、上記の価格となりました。