皆様こんにちは。緑和堂大阪支店でございます。
今回ご紹介するお品物はこちら。パブロ・ピカソ 作『優美にそしてしなやかに』でございます。
ピカソはフランスを拠点に活動した画家で、キュビズムの創始者です。
現代においてその名を聞かないことはないほどの有名画家であり、「20世紀最大の画家」と呼ばれています。生涯に渡って芸術活動を行い、残した作品は油彩画と素描だけでも一万点を超えるといわれております。
本作は、ピカソの素描のエッチング作品となります。三人の男がなにやら話している様子が、少ない線で表現されています。
素描ではありますが、ピカソの絵画のイメージとはかけ離れている、と感じる方もおられるかと思います。しかし、ピカソに本来決まりきった画風はなく、圧倒的に多くの絵を残す中で様々な画風へと転換してきました。なので、素描にも様々な画風のものが存在するのです。
今回は素描の版画作品であり、ヤケ等も考慮しましてこちらの評価とさせていただきました。