皆様こんにちは。緑和堂東京支店です。
今回お譲りいただいたお品物はこちら。
塗師祥一郎 作『待春』です。
塗師祥一郎は1932年石川県出身の油彩画家です。一般的には冷たい印象を与える雪ですが、塗師祥一郎は温かみのある雪の表現を得意としており、「雪景色の風景画家」として定着しています。また、人影が無いにも関わらずそこに住む人々が確かに存在することが感じられる画風です。
今回、お譲りいただいた塗師祥一郎 作『待春』はシリーズとして描かれた作品の一枚です。そのため、「待春」から始まるタイトルの作品が他にも存在します。しかし、裏の板を外した際、書かれているタイトルはいずれも『待春』のみとなっています。作品としては他の作品と同様に温かみのある雪を全面に押し出しており、人気のない農村を描いています。
こちらお品は状態が良く専用の箱も揃っていたためこちらの評価となりました。
緑和堂では絵画に加え、仏教美術や茶道具・掛軸などの美術品を幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
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