今回ご紹介させていただくお品物は、杉浦康益 『陶の博物誌 ウニ蓋物』になります。
まず初めに杉浦康益についてご紹介させていただきます。
杉浦康益は1949年、東京都に生まれました。
東京芸術大学大学院を卒業後、1979年に初の個展を開催、「やきものは石である」という恩師の言葉にインスピレーションを受けて制作した『陶による石の群』を発表し、注目を集めました。
その後は無所属で作陶を続け、2012年には日本陶磁協会賞を受賞しています。
今回の作品は、氏が2000年より制作している“陶の博物誌”シリーズのひとつになります。
蓋物の名の通り上下2層の構造になっており、内側にも金彩で模様が描かれています。
“陶の博物誌”シリーズ”は氏が神奈川県・真鶴のアトリエ兼自宅にて周囲の自然からインスピレーションを受けて制作しているもので、植物をモチーフにした作品が圧倒的に多い中、海産物であるウニをモチーフにした本作は珍しいといえるでしょう。
モチーフ上、細く壊れやすいやすいパーツが多い本作ですが、折れや欠け等なかったためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのでご了承ください。