皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、お客様からお譲りいただいた商品はこちらです!
島岡達三 作『地釉象嵌縄文角皿』でございます。
島岡 達三さんは、昭和期における陶芸家であり、人間国宝にも認定されている方になります。
島岡さんは組紐職人の父のもとに生まれ、組紐の仕事を手伝っていたこともあり、陶芸でも紐を使った技術が生かされた作品を作る方でした。
今回の商品にも斜め線の紋様が見えるのではないでしょうか。
これは、「縄文象嵌(じょうもんぞうがん)」という島岡さんが編み出した技法になります。
1954年、35歳頃に初めて東京で個展を開催。島岡さんの名はそこから全国に知られるようになりました。1962年には、日本民藝館新作展で日本民藝館賞を受賞しています。
その後も精力的に活動していき、海外の大学や政府に招待されたりと国内外で高い評価を獲得していきました。
1996年には人間国宝に認定され、1999年には勲四等旭日小綬章を受章するまでに至りました。
今回のお品物は、作品・共箱ともに奇麗な状態で保管されており、欠損などはございませんでした。サイズが小さめの作品になりますので、評価としては上記の通りとなりました。