皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回、ご紹介致しますお品物はこちらになります。
人間国宝 五代 伊藤赤水 作『花入』でございます。
五代 伊藤赤水さんは、佐渡にて江戸時代から続く無名焼という窯元の当代になります。
代々伊藤赤水の名を襲名する名跡であり、当代は2003年に人間国宝に選ばれました。
佐渡にて採れる「無名異土」という赤い土を使って作られる伊藤赤水さんの作品は、土味の赤みと黒のコントラストを特色にしており、さらに無名異土の特徴である、使えば使うほど表面が磨かれ艶や美しさが引き出されていくという使用する事の楽しさがあります。
伊藤赤水さんの作品で最も人気のある作品は赤と黒の縞模様が描かれた花入れです。評価額も20万円以上の物となります。
今作は、表面が地割れのような模様が特徴の花入です。
こちらも、伊藤赤水さん特有の荒々しさが表現された作品であり、人気の作品となります。
しかし、無名焼の作品は光沢がある方が人気です。
使えば使うほど美しさが磨かれていくので、使用することの楽しさや磨き上げられていく美しさを堪能することができるからです。
今作はその光沢とは離れるのですが、伊藤赤水さんならではの表現、そして作品自体も大きいことから、上記の評価額となりました。
緑和堂では、伊藤赤水さんをはじめ、陶磁器作品の集めております。
また、陶磁器作品以外ですと掛軸・中国陶器・書道具・絵画など幅広く取り扱いがございます。
ご自宅またはご実家のお片付けでご不明なお品物などございましたらお気軽にご相談して下さいませ。