皆様、こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
本日は、土田友湖作『松竹梅緞子服紗』をご紹介致します。
まず、「緞子(どんす)」の説明をさせて頂きます。
緞子とは染色しておいた糸を使い、縦、横の繻子織の表組織や裏組織を活かし、模様出しをしたものです。特徴として光沢があり、厚地に仕上がる為高級織物として使われてきました。江戸時代の頃には帯や羽織の裏などに使われてきましたが、現在では服紗などに使われていますが、限られた場でしか使われないほど衰退してきました。
作者の土田友湖さんは千家十職の一つの袋師で、現在13代まで続いております。服紗などの取り扱いは5代以降となりそれまでは仕服のみでした。今作は、松竹梅の柄を金色から青地で引き立つ見た目となっております。評価と致しまして、今作は即中斎書付きであることや保存状態が良く奇麗だったことから上記の評価額とさせていただきました。
緑和堂では、土田友湖さんの作品をはじめ、茶道具作品を集めております。
作家不明の作品でもご相談ください。
また掛軸、箱有の陶器、茶道具、陶磁器類、刀剣、甲冑、洋画、日本画など多岐にわたり商品ジャンルをお取扱いしております。ご自宅・ご実家の整理の際は、お気軽にご相談して下さいませ。