皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する作品は、ミッシェル・バテュ作「アフリカンパーティ リトグラフ」です。
作者のミッシェルバテュはフランスの女性画家で、フランス国防省海軍公認画家に選出された人物として有名です。海軍画家とは、海軍と共に軍港を訪れ、各々のテクニックでそれを表現します。彼らの作品は、海軍業務のルポルタージュとも呼ばれ、2年に1度開催される海軍芸術展に出展され、人々に海軍業務を伝える役割を担っています。
そんなミッシェルバテュは、1946年にフランスのパリに生まれます。幼いころから絵を描くことが好きで、建築家の父がデッサン用の鉛筆と大きな紙を与えたこともあり、絵画の世界へと導かれていきます。
高校に進学してからはさらに絵を描くことに没頭していくようになり、夜中の皆が寝静まった後に絵を描く程努力家だったそうです。
そんなミッシェルバテュですが、パリ国立美術学校に入学し在学中に世界中を旅して異国の絵画を学び、自身の腕を磨きました。
その後、数々の賞を受賞していったミッシェルバテュはその功績が称えられて2003年にフランス国防省海軍公認画家に選出されました。
ミッシェルバテュの作風としては、写真家の夫の影響もあり世界中を旅して周り、そこで自然から感じた感覚が絵の特徴や構図に反映されております。
今回お譲りいただいた「アフリカンパーティ」もアフリカの雄大な自然と夕暮れの空・建物、ミッシェルバテュの心に響いた情景が一つのキャンバスに収められています。評価額につきましては、保管状態が良くシミや色ヤケ、額本体の傷みなどはほとんど見受けられなかったため上記の評価額となりました。