高橋草坪『唐美人』をお譲り頂きました。

皆様こんにちは、緑和堂京都本店です。

本日は高橋草坪『唐美人』をご紹介いたします。

高橋草坪は日本の文人画家です。

本名は雨、字は草坪、元吉、通称は富三郎と言い、草坪はその号で他に草坪寒民､草坪間人､草坪逸人などと号しました。

幼いころから画才を現わしていた草坪は同郷の長谷部柳園に画を学びましたが、文政5年に田能村竹田が杵築を訪れたのを機に竹田に入門。その後竹田に画才を認められ、文政６年頃には竹田に従って初めての京遊に出ました。

そして竹田の友人である菅茶山、頼山陽、雲華上人、浦上春琴岡、田半江らそうそうたる文人と接して学問や作画の指導を受ける中で草坪の画技は一気に深まり、竹田の教え通りに世俗的な画風に染まることなく、勢力的に画技の追究を続けて行きました。

今回お譲り頂いたのは本紙絹本、軸先木製のお品物でした。

共箱の有無で評価が若干変わって参りますが、もちろん箱無しの物もご相談くださいませ。