皆さんこんにちは、緑和堂京都本店です。
今回もお譲り頂いたものをご紹介したいと思います。
今回ご紹介させて頂くのは、伊藤南山 作 『交趾亀甲松文 菓子器』です。
伊藤南山は清水焼の伝統工芸師で、幼い頃から陶芸に親しみ、若い頃から陶芸の展覧会などで受賞するなど、早くから活躍している人物です。
また、グローバルに活躍していることも知られ、フランスやオーストラリアでは実演指導も行い、パリでは展覧会も開いており、京都、ハワイ、パリに展開するレストランのオーナーとして、自ら手掛けた器に料理を盛り付けて提供もしています。
日本国内でも、裏千家15代家元 鵬雲斎の御好物になるなど国内外を問わず評価の高い人物でもあります。
作風は交趾焼という技法を用いることが多く、オリジナリティー溢れる色合いで鮮やかな作品が特徴です。
今回の交趾亀甲松文 菓子器も交趾焼の技法で造られており、目の覚めるような鮮やかな黄色が印象的で、松の葉の模様が心地よいアクセントとなり菓子を盛ることで楽しい雰囲気で味わうことができそうな作品となっております。
また作品、共箱とも状態も良かったこともあり今回の評価をつけさせていただきました。
自身のコレクション整理やお片付けで出てきたお品物等ございましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。