皆様こんにちは。緑和堂大阪店でございます!
今回ご紹介致しますのは、ルイ・イカール 作『青いブッダ』でございます。
ルイ・イカールは、南フランスの古都トゥルーズで生まれました。生活のために始めた絵画でしたが、それが好評を博したことで、次第に画家への道が開けていったのです。24歳の時、バルセロナで行った個展を契機に、アメリカなどで評価を確立します。
イカールは銅版画を得意としました。なかでも女性を主役としたものが多く、華やかながらエッチングの繊細な線で描かれた妖艶な女性像が魅力です。
今回の作品でも、円型の銅板の中にくつろぎ談笑するような三人の女性がきめこまかく派手やかに描かれています。しかし、メインとなるのは左下に描かれた青いブッダ。ブッダを扱ったイカールの作品はいくつかあり、イカールにとって重要なモチーフとなっています。
今回は、大きな傷もなくお譲り頂けましたため、こちらの評価となりました。
銅版画に限らず、緑和堂では版画・絵画を数多く取り扱っております。手放しのご予定がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。