皆様こんにちは。緑和堂東京支店でございます。
今回ご紹介させていただくお品物は、中山正作『いななく駿馬』になります。
まず初めに中山正についてご紹介させていただきます。中山正は1927年、新潟出身の木版画家です。日本国内だけではなく、アメリカやイタリアでも版画個展を多く開催しました。
日本の浮世絵と西洋美術を組み合わせた作風が特徴で、後期作品はペルシャ美術やルネッサンス美術の影響も受けたといいます。馬や蝶、女性をモチーフとした作品を多く残し、日本だけでなく海外でも活躍しました。
今回の作品である『いななく駿馬』も、黒い背景に炎のように揺らめくたてがみを持った赤やグレーで描写された馬を描いた1枚です。抽象的な画面構成にも関わらず躍動的で野性味溢れる姿が印象的な作品となっています。
こちらは額装や絵画部分に細かい傷や経年による変色が見受けられたためこちらの評価額となりました。作品の状態によっては評価額が変動する場合もございますのであらかじめご了承ください。
緑和堂では、中山正の作品を集めております。
リトグラフ・シルクスクリーン以外にも、茶道具や掛軸、貴金属なども取り扱っております。LINE査定なども承っておりますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。