皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲り頂きましたお品物はこちらです!
立川広己作『黄薔薇』でございます。
立川広己は東京品川区に生まれ、武蔵野美術大学にて洋画を学びました。その後様々な展覧会に作品を出品し多くの賞を受賞しています。特に本人が画家人生の転機と言っているのが、かの一枚の檜会の「現代洋画精鋭選抜展記念大展」にて『古壁』、『薔薇』で金賞を受賞したことです。また『華宴』という作品が通産省(現経済産業省)に購入されています。政府機関からも評価を得ていたというのが伺えます。
立川広己はテレビ出演や個展、展覧会に参加することが多いことでも有名です。自ら出席し、新しい技法やモチーフを取り入れていくことに対して抵抗がなく新しいものに取り組み自らの作品をアップデートしています。表現の基本はモダニズムになります。そこを基本としながら多彩な作品を作り上げています。有名なモチーフは今回の作品のような薔薇等の花を描いたものです。その他風景、抽象画、人物画、古木などを描いていますがどれも鮮やかに描かれていて見るものを引き込む力を感じます。
今回の作品は額縁に傷があるのですが、絵は力強くとても綺麗な仕上がりとなっています。そのため総合的な判断も込みで上記の評価額となっています。