三輪良平 作『鯛』

皆さんこんにちは、緑和堂京都南店です。

今回ご紹介させていただきます作品はこちら。三輪良平 作『鯛』でございます。

三輪良平といえば、舞妓さんの絵で有名な日本画家です。
昭和の後期から平成初期にかけて活躍されました。舞妓は年若い方を多く描き、舞妓のハッキリとした顔だちや着物の美しさも含めた出で立ちを描いて高い評価を得ている作家さんです。

今回のお品物は、舞妓ではなく、縁起の良い鯛の絵になっています。鮮やかな色使いで描かれており、質感も見事に表現された作品です。三輪の高い観察眼と表現力が表れていますね。
また生きて泳いでいる鯛ではなく、縁起物としての鯛を描いており、新年にピッタリな作品といえます。

今回のお品物は作家の代表的ではない作品でしたが、絵柄も美しく額装も良く、絵にシミやヤケもなかった為こちらの評価となりました。

緑和堂では絵画から古美術をはじめとし、ブランドバックや貴金属など幅広く取り扱っております。お手放しの際は、お気軽にご相談くださいませ。