皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただきましたお品物はこちらです!
『ボンボニエール 高松宮 州浜形』でございます。
ボンボニエールとは、フランス生まれの言葉でキャンディーなどの小さなお菓子を入れるボックスになります。ヨーロッパでは、お祝い事の際にボンボンと呼ばれる砂糖菓子を贈ることが多く、さらにボンボンを入れる器にも装飾が施されるようになりました。
一方、日本でボンボニエールが贈られるようになったのは、西洋の宮廷文化が取り入られた明治時代が始まりでした。1889年(明治22年)、憲法発布記念式典にてボンボニエールが配られ、その後皇室の公式行事の引き出物として贈られるようになりました。その後日本の伝統文化にちなんだデザインがボンボニエールに施され、特に大正時代から昭和初期の間に大流行しました。
日本のボンボニエールの特徴としては、多くは銀製で蓋付きの容器であること、華やかな細工が施されている点です。独自の発展を遂げた日本のボンボニエールは、現在では慶事や引出物として贈られることもあります。
今回のお品物は、州浜形と呼ばれる三つの輪を少しずつ重ねたような輪郭を持つ形で、高松宮の家紋が中心にあしらわれており、手のひらにのる大きさになります。
少し小ぶりであることと、付属品の共箱などがないため、上記の評価とさせていただきました。
緑和堂では銀製品に加え、金製品や貴金属なども幅広く取り扱っております。気になる作品などお持ちでしたらいつでもご相談ください。
お客様のご連絡を心よりお待ちしております。