月岡芳年『平清盛炎焼病之図』

今回ご紹介致しますお品物は月岡芳年『平清盛炎焼病之図』です。

こちらのお品物は平家物語の一節である「清盛の最期」をイメージ化した作品です。中央には悶え苦しむ清盛とその周りを閻魔大王やその従者の司命、司録や鬼たちが取り囲む様子が描かれています。水をかけてもすぐに蒸発するほどの高熱の熱気をも感じさせられる作品となっております。

こちらのお品物は人気が高い平家物語の一幕を描いたものです。三枚綴が全て揃っており状態も良好であったことによりこちらの評価となりました。

浮世絵は人気が高いため後世でも多くの復刻版が制作されました。緑和堂ではオリジナルの作品はもちろん復刻版も取り扱いがございます。疑問点などございましたらご連絡くださいませ。