歌川国芳『楠正行討死之図』

今回ご紹介致しますお品物は歌川国芳『楠正行討死之図』です。

こちらのお品物は南北朝時代に活躍した南朝の武将である楠木正行の最後を描いた作品です。正行は敵大将・高師宣の本陣に突撃する場面です。「太平記」によれば正行は影武者を討ち取った直後に弓矢によって討たれてしまいます。

こちらのお品物は武者絵の人気が高い国芳の作品です。それに加え、近年注目された南北朝時代の一幕が描かれた作品であることからこちらの評価となりました。

浮世絵は人気が高いため後世でも多くの復刻版が制作されました。緑和堂ではオリジナルの作品はもちろん復刻版も取り扱いがございます。疑問点などございましたらご連絡くださいませ。