菅野矢一 『冬の海』

菅野矢一(すがの やいち)は日本の洋画家で、特に「海」や「山」を題材にした風景画を得意とした作家です。一水会などに所属し油彩や風景画を多数制作し活動しました。

『冬の海』は、彼の代表的なモチーフである「自然と人の暮らしの境界」を描いた作品といえます。

冬の冷たい空気感と海岸の凛とした雰囲気が表現されており、菅野の清新かつ力強い色面の特徴がよく表れています。

冬の厳しさと静けさを、抑えた色調と重厚な筆致で描き出した、東北の風土と感性が凝縮された風景画です。

本人サイン有り、状態の良さを考慮してこちらの評価となりました。