鈴木 政輝 作 『帰港』

皆様こんにちは、緑和堂東京支店です。
本日ご紹介する商品は、鈴木政輝 作 油彩画「帰港」です。

作者の鈴木政輝は1924年長崎県島原に生まれます。
洋画家・島野重之に師事し絵を学び終戦後は海外に渡航し、本場の絵や風景から多くのことを学びました。また同時に海洋学や帆船の構造についても学んでいます。専門的に海洋学を学んだ経験から、船の細かい表現などに妥協が無くこだわりと愛着を感じます。帰国後は海洋関係のイベントに招かれる機会も多く、海洋関係の博物館にも作品が収蔵されています。

鈴木政輝は主にバルビゾン派絵画を学んでおり、自然主義的な風景画や農民画を写実的に描いています。また帆走中の船の印象が強いですが、帆を下して夕景に佇む船や、森や街・港を描いた作品も存在します。

鈴木政輝は知る人ぞ知る作家ではありますが、モチーフや画力が評価される実力派作家です。今回の作品のような港と夕日の作品は落ち着いた雰囲気がある人気作ですが、大海原を航海している帆船は鈴木政輝の代表作としてさらに高価査定が期待できます。
今回の港の作品も、美しい港を高い技術によって細かく写実的に描かれています。鈴木政輝の海洋作品という事で需要があり、目立ったキズや汚れも見当たらなかったので上記の評価額となりました。

緑和堂では、絵画を始め茶道具、甲冑、刀剣、掛軸、ブロンズ像等幅広いジャンルの商品をお取扱いしております。
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