皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂くお品物は河井 寛次郎 作『三色 碗』になります。
河井寛次郎は民藝運動の中心メンバーとして「用の美」を追求された陶芸家の一人です。
寛次郎後期は第二次世界大戦中という事もあり窯に火が入れられず、創作意欲を書や木彫りの作品にも向け制作しました。戦後、窯に火が入れられるようになると河井寛次郎の作品は「用の美」の「用」を超え、エネルギッシュで生命感溢れる力強い作風へと変わり、枠にとらわれない自由奔放な作品へと変化していきました。
今回、ご紹介するお品物はまさにエネルギッシュで自由奔放な見た目。抽象画のようなダイナミックな刷毛使いも見事で河井寛次郎の世界観を十分に味わうことのできる魅力的な作品となっております。保存状態も非常によく、箱書きに河井寛次郎の娘である河井紅葩(かわいこうは)の鑑定付きの識箱という事もあり、今回の金額となりました。
お品物自体の状態によっては価格が変動致しますのでご了承下さいませ。
緑和堂では、河井寛次郎の作品のお取り扱いを強化中でございます。
お客様からのお問合せ心よりお待ちしております。