元永 定正 作 『作品 1968』【店頭買取】

元永 定正 作 『作品 1968』【店頭買取】
元永 定正 作 『作品 1968』【店頭買取】
作家名元永 定正
作品名『作品 1968』
買取方法店頭買取
ご依頼地域愛知県名古屋市昭和区

買取参考価格 100,000

※買い取り価格は当日の価格であり、その価格を保証するものではありませんので予め御了承下さい。

※状態や付属品の有無、買い取り方法などによって価格が変動いたします。

この査定金額になった理由

皆様、こんにちは。 緑和堂 名古屋支店でございます。
今回、ご紹介させて頂く商品は元永 定正 作 『作品 1968』になります。

こちらは名古屋市にお住いのお客様より店頭に持ち込んでいただいたお品物になります。

元永 定正(もとなが さだまさ)は日本の画家であり、版画家、絵本作家でもあります。具体美術作家として高い評価を得ており、国内外問わず世界的に有名な画家の一人です。

元永定正は1922年に三重県伊賀市に生まれます。1938年三重県立商業高校を卒業後、大阪に転居し機械工具店に勤務しながら、漫画家を目指しており、雑誌などにも漫画投稿を行っていました。
1940年には大阪市にあった中之島洋画研究所で洋画を学び、地元で開催されていた各種文化活動にも積極的に参加、入選などを経験します。機械工具店から国鉄に転職しましたが1944年退職、地元の三重県に戻ります。
地元に戻ってからは同郷の洋画家であった濱邊萬吉(はまべまんきち)に師事し、郵便局で仕事をしながら油彩画をはじめました。その後も職を転々とし、1952年には弟が住んでいる兵庫県神戸市に転居します。

神戸に転居してからは、西宮美術教室に通い始め、初めは西宮市の美術展に作品を出品していましたが、後に芦屋市の美術展に作品を出品するようになります。
当時は絵画だけでなく、彫刻や写真などの作品も出品していました。
芦屋市展には多くの抽象画が出品されており、影響を受けた元永定正はこの頃から抽象画を描き始めたといわれています。
元永定正が芦屋市展に出品した抽象画「寶がある」は同展主催者であり、具体美術協会の創設者でもある吉原治良(よしはらじろう)に絶賛され、1955年に吉原治良の誘いを受け、具体美術協会に入会しました。

元永定正は具体美術協会で今までに前例のない絵本作りを志し、活動をはじめました。1960年からはアメリカの画廊やイタリアの国際美学研究センターとも契約し、活動の場を広げ、1966年から1967年までは渡米し、新しい絵画技法や作風を確立します。
1970年に開かれた大阪万国博覧会で具体美術祭りに参加しますが、当初より参加メンバーも増え、違和感を覚えた元永定正は1971年に具体美術協会を脱退してからは、絵本制作を本格的に始め、晩年まで高い評価と数多くの賞を受賞しました。
2011年、前立線がんのため兵庫県宝塚市の病院で死去。88歳でした。

今回の元永定正の絵画作品ですが、サイン横にある68という数字から、海外から帰国してちょうど1年後の作品という事が分かります。持ち込んでいただきましたお客様の地元が兵庫県神戸市でお父様が元永定正本人から購入したものという事で、鑑定書もなかった為、今回の評価となりました。

元永定正の作品には作品の裏にタイトルが存在するものや、鑑定書が付いているものはより高評価が期待できるお品物となっております。
また、シミやヤケ、お品物の状態によっては評価が変動致しますのでご了承下さいませ。

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