皆様、こんにちは。緑和堂 京都本店でございます。
京都は観光地が本当に多く、休みのたびに訪れてもまだまだ味わいつくせません。これからの時期は新緑が映える鞍馬の山にも行ってみたいですね。
さて、今回ご紹介させて頂くお品物は、金寿堂 雨宮宗 作『鉄瓶 銀摘紫銅蓋』です。
鉄器と言うと南部鉄器を思い浮かべる方も多いと思いますが、金寿堂は鉄瓶業界では知らぬ者はいない製造元です。
近年アジア圏で特に高い人気を誇ります。
そして、その金寿堂の中で名人と称されているのが雨宮宗という人物。
金寿堂の中でも別格の作り手です。
今回、ご紹介するお品物は、金寿堂の名人、雨宮宗が手掛けた鉄瓶です。本体に象嵌などは無く、シンプルな造りとなっています。箱の銘の下に銀摘紫銅蓋とあるように、蓋の摘みが銀メッキされ、裏側には金寿堂造と彫られています。
箱書の落款、鉄瓶の状態なども鑑み、今回の評価となりました。
お品物自体の状態によっては評価が変動致しますのでご了承くださいませ。