皆様、こんにちは!緑和堂東京支店でございます。
今回お客様からお譲りいただいたお品物はこちらです!
三代目山田 常山 作「朱泥 水滴」でございます。
山田 常山とは日本の中世から続くとされる常滑焼の伝統を受け継ぐ陶芸職人の名跡です。
明治頃、名工と言われた初代が山田 常山を名乗り、以後四代まで続いております。
三代目に関しては、第3回ビエンナーレ国際陶芸展にて名誉最高大賞を受賞するなど数々の受賞歴と名作を生み出したことから、1998年に国指定重要無形文化財保持者 (人間国宝) に認定されました。
三代目常山の作品は古典的なものからモダンなものなど様々あり、多くの人から人気があります。
中でも急須5種がセットになった「常滑茶注五種」は非常に価値の高いお品物となります。
今回の作品は、書道具として使われる水滴です。
作品は小さめで、三代目常山の作品と言えど評価はそれほど高くありません。
しかし今回は、お客様が観賞用として大切に保管されていたことから状態がとても良い為、上記の評価とさせていただきました。